Startup Weekendで学んだ6つの大事なこと

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11月9日〜11日の3日間、Startup Weekend Osaka(スタートアップウィークエンド大阪)というイベントに参加してきました。54時間で起業するっていうイベントです。

今回JOINしたチームでGoogle賞、個人では恐縮ながらMVPを頂きましたので、得られた学びなどまとめておきます。

 

1、課題(Problem)と解決策(Solution)を意識する

とにかく常に、

「どんな顧客のどんな課題をどんな方法で解決するのか?」

を意識するのがいいです。ホントに常に。何度も何度も問いかける。

「そんな顧客、本当にいるの?」「顧客はそんな課題を本当に持ってるの?」「そんな方法で課題を本当に解決できるの?」

など、自問自答を繰り返しましょう。

「無料でユーザー伸ばして広告収入!」みたいなモデルの場合、顧客ではなくユーザーへの問題だけにフォーカスしがちです。が、きっちりと広告主の課題にも目を当てる。

面白いものを作るんじゃなくて、ビジネスを作るって事が大事ですね。

 

2、仮説ありき

特にエンジニアにあてはまるけれど、面白そうなアイデアがあると、とにかくすぐに作りたくなる。「作った方が早い」という思考になってしまう。

でも、それをやると大きく時間をロスすることになります。

なぜなら、自分やチームが課題だと思っていたものが、「実は課題でなかった」ときに、全てが(とまではいかずとも、ほとんどの作業)が無意味になるから。

課題仮説が事実であるかどうかの検証を最優先に進めるべきです。

 

3、アイデアより人

Day1のピッチで、20近くのアイデアが発表されました。

しかし、このアイデアの多くが、最終日には大きく形を変えていました。

その理由は、初日に発表されるほぼ全てのアイデアがソリューションベースのものだから。

「あったら良くね?」「これ良さげ!」なアイデアは、たしかに魅力的です。

でも、まず第一に押さえておかねばならないのは、課題が課題であることの検証。

課題仮説が崩壊しピボットするとなったときに、チームメンバーの士気がないと、結果としては炎上して終了になります。

出会って間もない人の中身なんてほぼ分からないとは思いますが、出来るだけチームメンバーの人柄、スキル、バランスを意識して、JOINするチームを決めると良いと思います。

 

4、フィールドワークは楽しむ

今回、人生で初めてフィールドワークを経験しました。

街中で突撃インタビューする、あれです。

個人的には人見知りとか、緊張とかするタイプなんで、精神的には重いんですよね。

でもやってみると案外サクサクと出来ました。

フィールドワークの要点を箇条書きしときます。

  • デモを作る前にフィールドワークを行う
  • 自分が欲しい≠みんなも欲しい
  • グループ(2人以上)にインタビューしない
  • 聞きたい事と近い状況にいる相手に聞く
  • 「こんなサービスあれば使いますか?」はNG
  • 最低10人には聞く
  • 報酬は出さない
  • 男女2人組だとインタビューしやすい
  • 普通に会話を楽しむ意識をもつ
  • インタビューは、自分のヒアリング能力を向上させる
  • インタビュー中に書いたメモを、5分以内に見直して再インプット&整理しておく

 5、プレゼンは面白さよりも熱さ

プレゼンに関しては色々な工夫のやり方があると思いますが、次回、同じようなイベントで気をつけようと思うことを何点か。

  • モノを先に見せる
  • 文字をあまり書かない
  • デモは動画で用意する
  • ジャッジにびびらない
  • 詳細は切り捨ててQ&Aへ持ち越す
  • 真面目に熱く語る

最後のは、個人的なスタイルかもしれません。

面白おかしいプレゼンも全然ありです。その方が場も暖まる。

けれど、終止笑いを取りに行くようなプレゼンは個人的にはあまり好きじゃないです。

ピックアップした課題への問題意識を語り、自分たちのSolutionがベストであることを、真面目に、静かに、熱く論じるパートは、どんな製品・サービスのプレゼンでもなくちゃならないのかなと思ってます。

 

6、最後の打ち上げこそが、本当の学びの場

「さぁプレゼンも終わったし、飲むぞー!おー!」

このテンションは必須です。存分に楽しみましょう。

ただ、振り返ってみると、この最後の打ち上げでの「交流」こそが本当の学びの場かなと思います。

チームのSolutionに対して、プレゼンに対して、今回のイベント全体に対して、個人の考えに対して、あらゆるものに対するフィードバックを貰える最大のチャンスですよね。

この機を逃して日をまたぐと、もう質の高いフィードバックは期待できないんじゃないかな。

酒に酔うのは全然良いことだと思うのですが、ここでのインプットを、きちんと長期記憶できる形に繋げておきましょう。

 

 

 

※ Startup Weekendとは

StartupWeekendは、金曜日の夜から日曜日にかけて54時間で起業にチームでチャレンジするイベントです。

主役はいつかなにかで起業したいと考えている会社員の方やフリーランスの方、すでに起業しているけどもう一度スタートアップしてみたいなと思っている方です。

1日目は、チーム構築です。
まず、金曜日の夜はピザとビールで乾杯します。
そしてちょっとしたシュミレーションゲームを行い、その後1分ずつ自分のアイディアを希望者が発表します(Pitch)
その発表にみんなで投票し、上位のいくつかのアイディアを採用、そのアイディアを叶えたい人々が集まりチームを作ります。

2日目、3日目は、ビジネスの構築です。
アイディアを煮詰め、MVP※(minimal viable product)と呼ばれるビジネスの最小単位を作り、プレゼンの準備をします。
メンターと呼ばれる相談役がいて、煮詰まった時には相談ができます。

3日目の17時からはプレゼン&審査です。
優勝チームが決まった後、ジャッジも一緒に一番盛り上がるパーティが行われます。