ロジカルな人でも陥りやすい思考癖「ヒューリスティクス」の罠

ヒューリスティクス 罠

さて、問題です。

以下のA、B、Cの3つの選択肢を、可能性が高い順番に並べ替えて下さい。

前提:たかこはスマートで成績が良い。美人で、誰に対しても平等に接するタイプである。

A たかこはクラスの人気者である
B たかこは動物が嫌い
C たかこはクラスの人気者であるが、動物は嫌い

どうでしょうか?

可能性が高い順番に並べたとき

A > C > B

と答えた人は、

見事に罠にかかってます。

しかし、どうかご心配なく。どこかの大学の研究で、めちゃくちゃ賢い人たち100人くらいに同じ実験をやっても、多くの人がA > C > Bと回答したそうです。

人間の”自然な”思考の癖なんでしょうね。

論理的に考えると、確率の高い順に並べた時は、

A > B > C

となります。

これは、選択肢を以下のように考えると分かりやすくなります。

A たかこはaである ( 80% )
B たかこはbである ( 20% )
C たかこはaかつbである ( 16% )

A, 80%、B, 20%だとすると、Cの確立は16%ですよね。

 

この思考の癖は、心理学ではヒューリスティクスと呼ばれます。

人が何らかの意思決定を行う際に、暗黙のうちに使っている簡便な解法や法則のことを指します。過去の経験をもとに判断されるため、「経験則」とも呼ばれたり。

結論を出すまでの時間は早いけど、必ずしもそれが正しいという訳ではなく、結論には何かしらの偏り(バイアス)を含んでいることが多いです。この認識上の偏りが、認知バイアスというもの。

上の問題でいくと

「Bはすごく間違っていそう。でもCはなんとなく惜しい気がする。てことはC > B だな。」

みたいな思考が働きやすいかも。

直感は時に大きなメリットを提供してくれますが、あまり直感に頼りすぎると大きなミスに繋がりかねません。

気をつけようね!!