起業家が頭に入れておきたいリーンスタートアップに関するQ&A 8つ

リーンスタートアップ

起業家として、この思考は絶対にもっておきたい。

『リーンスタートアップ ムダのない起業プロセスでイノベーションを生み出す』から何点か重要なところを抜粋。まだまだ実践できてないから、深いところは実感ないです。

Q1:リーンスタートアップってなに?

無駄なく起業する経営手法。しばしば起業家は、市場の評価を意識して、製品の機能やデザインを高い水準にしてからリリースするという行動を取る。しかし、多くのスタートアップは、リリース後に機能の多くがユーザーに一切使われない事や、デザインが何の価値も生み出していないことに気付く。そういう無駄やめましょうよという考え方。

 

Q2:もう少し具体的に言うと?

仮説思考をベースとし、以下のプロセス(構築-計測-学習のループ)をなるべく素早くまわす。まずは最もリスクが高く全ての基礎となる部分を仮説として設定する。構築フェーズでは、出来るだけ早くMVP(Minimun Viable Product)を作る。MVPは後々必須となる機能がない場合もある。計測フェーズでは、アクティブユーザー率やコンバージョン率、売上などを評価基準としてモニターする。そのデータから得られた学びを元に、仮説を見直し、必要であればピボットする。仮説に一つでも誤りがある場合、ピボットは必須となる。

リーンスタートアップ ループ

(参考:http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120918/236982/)

 

Q3:事例としてどんな企業があるの?

Zappos(世界最大オンライン靴屋)。創業者ニック・スインマーンは実験からスタートすることにした。まず、靴をオンラインで買う顧客が居るという仮説をたてる。そしてその仮説を検証するため、近所の靴屋に頼んで在庫品の写真を撮らせてもらった。撮った写真はウェブに掲載し、それを誰かが買ってくれたらお店の売値で買った。

 

Q4:他には?

Groupon(共同購入型クーポンサイト)。創業者アンドリュー・メイソンは、「ザ・ポイント」という名前で、集団的活動のプラットフォームを作るつもりだった。しかし思うような結果が出せず、2008年末にほかのことをやってみることにする。最終的な望みまでは変えないが、シンプルなものをトライしてみようと考えた。その結果作られたMVPは、ワードプレスでGrouponというブログを立ち上げて、毎日新しい記事を投稿するというもの。色、サイズなどを記載した。

コンセプトは十分に実証可能で、かなりの人気が見込めるものだと分かった。実際のクーポンはファイルメーカーというソフトで作った。手作りのPDF、ピザのクーポン、シンプルなブログからスタート。そこから10億ドル企業が生まれる。

 

 

Q5:もうひと事例。

Dropbox(ファイル共有ツール)は、システムの深い部分を理解して、それを実装できる技術力が必要になる。さらに、言葉でサービス内容を説明をしても理解してもらえず、投資家からは冷ややかな目で見られた。プロトタイプを作るとなると、膨大なコストがかかる。そこで創業者のドリュー・ハウストンは3分ほどのシンプルな動画を作った。優れていたのは、アーリーアダプターをターゲットとしていた点。アーリーアダプターが好みそうなファイルの種類を冗談として混ぜ込んだ。効果は予想を大きく上回り、何十万人がアクセスし、一晩で予約リストが5000から75000になった。

 

Q6:アイデアを他企業にパクられるのが心配なんですが?

アイデアはそんなに盗まれない。自分のアイデアを大企業でその領域を担当するプロダクトマネジャーに「盗ませる」ことの方が逆に難しい。彼らは素晴らしいアイデアなど腐るほど持っている。彼らの課題はそれに優先順位を付けること。アイデアを知られたら他社のほうがうまく実行できるというのなら、そのスタートアップに生き残れるチャンスはない。勝ちたければ他よりも早いスピードで学ぶしか道はない。

 

Q7:最近はUIとかUXとか、かなりユーザーの目が肥えてる気がします。気をつけることは?

優れたデザインとは、顧客の行動を改善するものでなければならない。見た目がかっこよくなってユーザーに何の変化もなければ(評価基準として設定した値に変化がなければ)、そのデザインは失敗だったと考えるべきである。

 

Q8:製品を広めて行く上で大事なことは?

新製品を大量販売したい場合、まずはアーリーアダプターに買ってもらう必要がある。彼らはちょっと変わったタイプの顧客で、80%のソリューションでも良いと考える。場合によってはその方が良いと考える。彼らの興味は完璧なソリューションでなくても引くことができる。

アーリーアダプターは製品に欠けている点を想像力で補完する。その状態を好むのがアーリーアダプターだとも言える。製品の完成度が高いと、彼らは逆に不安になる。早く使ってもどれほどのメリットがあるのかと。だから、アーリーアダプターが求める以上に機能を増やしたり完成度を高めたりするのは、資源も時間も無駄にする行為となる。