人は自分のことを「デキるやつ」だと思い込む

ビジネスマン

あなた、自分のことを「デキるやつ」だと思ってませんか?

アメリカの高校生100万人にアンケートを採ったところ、「自分の指導力は他人と比べて平均以上だ」と考えている生徒は実に70%という結果がでた。

さらに面白いのは、「自分のコミュニケーション能力は、上位25%に入る」と考えていた生徒が60%以上も居たとか。

大学教授に至っては、94%が「自分は同僚よりも優れている」と信じているらしい。

人の能力が正規分布すると考えると、現実とは矛盾する結果が出ているということですね。

 

人がこんな風に考えてしまう理由のひとつとしては、人間の頭は「都合のいいことを記憶しやすい」仕組みになっているから。

http://beruko.com/?p=133でも書いたけれど、人は楽しい思い出を6割、中間的な思い出を3割、辛い思い出を1割、記憶する。

この理論を「周囲から自分への評価」に当てはめると、人は、気持ちいい賞賛を6割、普通の評価を3割、手厳しい批評を1割、記憶することになる。

となると、最初に述べたアンケートの結果もうなずける。自分のことを「デキる人だね」などと評価された記憶が6割を占め、他人より「ダメだね」と言われた記憶は1割だけ。そりゃあ自分のことを他人よりも「デキるやつ」だと思い込むのも仕方ない。

たぶん本当に「デキるやつ」ってのは、6割の賞賛でモチベーションを高めながら、1割の辛くて思い出したくない記憶を大事にするんだろう。