人の「記憶」について覚えておきたい5つの事実

記憶

ふと、人間の「記憶」ってものに興味がわいたので、分かったことをまとめてみた。

①人は覚えたことをすぐに忘れる

人間の脳は機械じゃない。強烈な感情的関連がない限り、記憶は薄れていく。下図(http://toshin.dreamblog.jp/blog/25.html)は忘却曲線と呼ばれるもの。人は覚えた直後から4時間後にはもう半分忘れている。その後も時間が経過するほどにどんどん記憶は失われていく。

忘却曲線

②忘れた部分は自ら補完する

大雑把な部分は思い出せても、詳細まで思い出すことは難しく脳が補完してしまう。この補完は自分の持っている情報(記憶)に基づいて行なわれる。大きな特徴は、人はどこまでが事実でどこからが補完された部分なのかを認識しないってこと。

③他の誰よりも自分の記憶を信じる

自分の記憶を疑う事があり得ないわけではないけど、ここで言っているのは、自分が疑いの余地なく記憶しているものに関して。人は、自分で「これは間違いない事実だ」と確信している記憶は、他の何よりも信じ込むものらしい。

その理由は、その判断が「信頼に基づく」ものだから。自分が最も信頼できる人間だから。他人はどれだけ仲が良くても、あくまで他人。嘘をつく時もあれば、裏切る時もある。そこまで行かずとも、何かしら自分にとって都合の悪い行動を取る可能性はゼロではない。しかし、自分自身はそうではない。だからこそ、人は自分自身を他の何よりも信頼し、その記憶を信じる。

④都合のいいことを記憶しやすい

人の記憶には、楽しいものもあれば、辛いものもある。というか、人生をめちゃくちゃ苦労している人もいれば、楽に生きている人もいる。

ところが、様々な世代、経験の人を調査した結果、どの人も、楽しい思い出が6割、中間的な思い出が3割、辛い思い出が1割だったそう。人は自らの経験を無意識に整理して、6:3:1のバランスを保っているようだ。

⑤人の記憶は操作できる

操作できる、と書くと大げさかもしれないけど、「この世に全く存在しない事実」を人の記憶に埋め込むことは可能である。そういう人間の「脆さ」を突いた詐欺事件なども実際に起こっている。

http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2884047/9112785

映画「インセプション」のような世界が、この現実世界にも起こっているのだ。

もちろん、自らありもしない記憶を作り上げているケースもある。これは書籍「なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか」でも紹介されている。